プール熱で寝込む子供

 

「子供がプール熱になったら保育園にはいつから登園すればいいの?」

 

子供の高熱や喉の痛み、目の症状などがようやく落ち着いてきて、次に気になるのは保育園や幼稚園への登園のタイミングですよね。

「症状も落ち着いたし、そろそろ連れて行ってもいいかな…」と思っているなら要注意!実はプール熱(咽頭結膜熱)には、出席停止期間の決まりがあるんです!

 

今回は、そんな子供がプール熱にかかった際の出席停止期間についてのお話や、登園する際の注意点などについてまとめてみました。


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プール熱にかかった場合の出席停止期間は?

保育園の教室

 

プール熱は、アデノウイルスというウイルスが原因となって起こる病気で、感染力がとても強いという特徴があります。簡単に言えば、流行性の感染症というわけですね。

保育園や学校のプールで集団感染を引き起こすことから、子供の場合は学校保健法という法律により、出席停止の期間が決められています。

 

具体的には、「プール熱の主な症状が落ち着いた後、2日経過するまで」の期間は出席停止という形になりますね。

つまり、高熱や喉の痛み、目の充血といった、プール熱でよく起こる症状が落ち着いたからといって、すぐに登園や登校をすることは出来ません。

 

これは、アデノウイルスのうつる期間が、症状が現れている期間よりも長いためです。

他の人にうつして流行してしまわないよう、症状が落ち着いても最低2日は様子を見る必要があるというわけですね。

 

結局保育園には何日くらいで登園できるのか?

プール熱の症状は発症から5~7日ほど続くことが多いので、発症からの期間で言うとおよそ10日前後で保育園に行けるようになると考えておきましょう。

ただ、これはあくまで一般的な経過で症状が進んだ場合の話なので、症状が強い場合や軽い場合などには日数が前後すると考えておいてください。

 

どうしても子供を見る暇がない場合

仕事などの用事があって子供をずっと診ているわけにもいかず、「いつから保育園に行けるのか…」と悩む方も多いのではないかと思います。

夫婦のどちらかが会社を休んで看病出来るならそれが一番です。ただ、仕事の内容や責任によっては休めないという場合もありますよね。

 

そういった場合には、「病気の子供でも対応してもらえるベビーシッター」をお願いするという手もあります。

費用は少し高くつきますが、サポートも充実していることが多いので、いざという時には頼りにしてみてはいかがでしょうか。


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登園する際に登園許可証は必要?

登園許可証のイメージ

 

登園や登校をする際には、登園許可証や治癒証明といった、プール熱が治ったことを証明する書類を求められることがあります。

保育園や学校によって必要かどうかは変わってきますので、あらかじめ休むことを連絡する際に必要かどうか聞いておくと良いでしょう。

 

また、登園許可証や治癒証明は、保育園や学校で決められた書類がある場合とそうでない場合があります。

特に決まりがなければ担当の医師にお願いして書いてもらうだけなのですが、決められた書類がある場合には、あらかじめ書類を貰っておくようにしましょう。

 

ちなみに、プール熱は法律で出席停止となる病気なので、証明を提出すれば欠席扱いになりません。

学級閉鎖や忌引などと同じような扱いになりますので、学校の出席日数が危ない場合でもゆっくりと休んで大丈夫です。

 

プール熱が治まって登園する際の注意点

手洗いでプール熱の予防をする幼児

 

プール熱は感染力がとても強いため、登園停止期間が終わった後にも注意してきたいことがいくつかあります。

 

具体的には、以下の3つに注意をするようにしましょう。

  1. 登園を再開した後も他の子供にうつさないよう注意する
  2. プールに入るのはしばらく避ける
  3. 兄弟がいる場合は感染している可能性を考えておく

 

1.登園を再開した後も他の子供にうつさないよう注意する

プール熱の原因となるアデノウイルスは、症状が治まった後でも他人にうつる可能性のある厄介なウイルスです。

発症から2週間ほどは咳や目やにから感染する可能性がありますので、登園や登校を再開してからも他の子にうつさないよう注意をするようにしましょう。

 

保育園や学校に行く際には子供にマスクをつけさせておき、こまめに手洗いとうがいをするように伝えておくと良いですね。

 

2.プールに入るのはしばらく避ける

保育園や学校に行けるようになっても、すぐにプールに入ってはいけません。実はアデノウイルスは、発症から1ヶ月近くも便から排出されます。

便の中にウイルスが残っているうちからプールに入ってしまうと、プールを経由して集団感染を引き起こしてしまいかねません。

 

そのため、登園や登校をするようになっても、最低2週間はプールに入らないようにしてください。

最終的な判断は担当の医師が行いますので、いつからプールに入って良いか医師に聞いてみると良いでしょう。

 

3.兄弟がいる場合は感染している可能性を考えておく

もしお子さんが2人以上いる場合は、既に他の子供もプール熱に感染してしまっている可能性を考えておきましょう。

プール熱の潜伏期間は5~7日と少し長めなので、まだ発症していないけど感染しているということは十分にあり得ます。

 

アデノウイルスは潜伏期間中から感染力のあるウイルスですから、他の兄弟が登園や登校をする場合にも手洗いやうがいを徹底しておいた方が良いでしょう。

登園禁止になるのは発症した場合のみなので、予防対策だけしっかりとしておけば十分です。

 

また、親にもうつる場合がありますので、自分の体調に変化がないか合わせてチェックしておくことも大切ですね。

参考:『アデノウイルスの大人の症状!感染したら仕事は出勤停止?』

 

まとめ

プール熱の出席停止期間は学校保健法により決められていますので、必ず守るようにしてくださいね。

よく分からないという場合には、担当した医師に登園や登校のタイミングを聞けば答えてくれますので、こちらから尋ねておくと良いでしょう。

 

保育園や学校に行けるようになった際には、他の子供にアデノウイルスを感染させないよう注意をすることも大切ですよ。

 

子供のアデノウイルス感染症について詳しく知りたい場合は、以下の記事も合わせて読んでみてください。

『アデノウイルスの幼児・子供の症状!保育園の登園はいつから?』