ヘルパンギーナに感染した子供

 

ヘルパンギーナは夏の7月をピークに流行する子供に多い感染症で、いわゆる夏風邪と呼ばれる病気の1つです。

ただ、その知名度はあまり高くなく、「ヘルパンギーナってお風呂に入れて大丈夫なの?」「潜伏期間とかうつる期間とかサッパリ…」という方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回は、ヘルパンギーナの潜伏期間やうつる期間、お風呂に入れても良いのかといったことについて、僕の持っている知識をまとめてみました。

ヘルパンギーナの感染期間を知っておくことで、子供やあなた自身の身を守ることにも繋がりますので、ぜひ正しい知識を受けとって頂ければと思います。


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ヘルパンギーナの潜伏期間は?

潜伏するウイルス

 

ヘルパンギーナのウイルスに感染した場合、症状が現れるまでの潜伏期間はおよそ2~7日と考えられています。

ただ、発症までに7日かかるということはそれほど多くなく、実際には2~5日ほどで発症することが多いですね。

 

潜伏期間というのは自分では分かりにくく、普段あまり意識することのないものなのですが、この記事を読んだあなたにはお願いしたいことがあります。

それは、「ヘルパンギーナは潜伏期間中でも感染するので、潜伏期間の自覚があれば予防対策をして欲しい」ということです。

 

ヘルパンギーナのウイルスは感染力が強く、それは潜伏期間中でも例外ではありません。

つまり、発症するかどうかは別として、ヘルパンギーナの子供と接している親は既に潜伏期間中である可能性が高いと考えるのが自然です。

 

この潜伏期間中に、あなたから兄弟や他の子にうつる可能性も十分にありますので、子供が発症した時点で自分も1週間は感染源という意識を持っておきましょう。

マスクをつける、こまめにうがいや手洗いをする、むやみに他の子と会わないなどの予防対策を行うことで、他の子に感染させてしまうリスクを減らすことが出来ますよ。


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ヘルパンギーナがうつる期間は?

マスク

 

ヘルパンギーナがうつる期間は、大きく分けて以下のようになります。

  • 潜伏期間中(2~7日)
  • ヘルパンギーナ発症時(およそ2~4日)
  • 便からウイルス排出(発症から2~4週間)

 

まず、先ほどもお伝えした通り、ヘルパンギーナのウイルスは症状の出ていない潜伏期間中から感染力を発揮します。これが2~7日間ですね。

もし既に子供が発症している場合には、親のあなたも潜伏期間中と考えておきましょう。

 

次に、ヘルパンギーナを発症した場合には、症状が強く現れているおよそ2~4日間をピークとして感染力が最大になります。

この症状が現れている期間が最も感染させやすいタイミングなので、親だけでなく子供も手洗いやうがい、マスクの着用を徹底しておきましょう。

 

その後は症状が落ち着いて感染力も下がってくるのですが、ここで油断をしてはいけません。

ヘルパンギーナのウイルスは最大で1ヶ月近く便から出続けるので、発症から1ヶ月の間はトイレ後やオムツ交換時の手洗いを徹底する必要があります。

 

そして発症から1ヶ月経過すると、ようやくウイルスが体外に全て出ていった状態になります。

感染期間を合わせると、およそ1ヶ月前後は感染期間が続くという風に覚えておくと良いでしょう。

 

ヘルパンギーナの感染経路は?

くしゃみをする子供

 

ヘルパンギーナの感染経路は主に2つで、便からの感染を含めると3つの感染経路があります。

  • 飛沫感染(くしゃみや咳で飛んだ唾液から感染)
  • 接触感染(ウイルスを含む唾液や鼻水を触って感染)
  • 糞口感染(便を触った手から感染)

 

中でも最も多い感染経路が、くしゃみや咳で飛んだ唾液を吸って感染する「飛沫感染」ですね。

また、くしゃみや咳を受け止めた手にはウイルスがべったりと付いていますので、「接触感染」もよく起こると考えておいた方が良いでしょう。

 

ただ、実はこの飛沫感染や接触感染というのは長期間続くものではなく、症状が治るにつれて徐々に感染力を失っていきます。

そのため、大体発症から1週間、症状が長引いた場合も2週間ほどでくしゃみや咳が原因となる感染は落ち着くと考えておきましょう。

 

ただ、便を触った手から感染する「糞口感染」だけは例外で、上でも書いた通り1ヶ月近く感染力が続くので注意が必要です。

ヘルパンギーナのウイルスは腸の中で増殖するという特性を持っているため、腸管内にいるウイルスが全部いなくなるまでは便からウイルスが出るというわけですね。

 

ヘルパンギーナはお風呂でも感染する?

お風呂のイメージ画像

 

ヘルパンギーナは症状が治まった後も便からウイルスが出続けるため、お風呂に入るとウイルスが拡散し、お湯を経由して兄弟などに感染する可能性があります。

ただ、最後にお風呂に入れるなどの工夫をすれば滅多にうつることはありませんので、お風呂に入れること自体は問題ありません。

 

お風呂に入れるタイミングの目安としては、熱が下がって口腔内の水疱も無くなった頃と考えておきましょう。

お風呂は思った以上に体力を消耗するため、熱が下がった直後などにお風呂に入れると、熱がぶり返す可能性もあります。

 

ヘルパンギーナが治るまでの期間は、体を拭くか、ぬるめのシャワーで体を流す程度にしておくのが無難ですね。

また、バスタオルを共有してしまうと、バスタオルを介してウイルスがうつる可能性もありますので、必ず分けて使うことをおすすめします。

 

まとめ

ヘルパンギーナは潜伏期間中から感染力の高い困った病気なので、保育園や幼稚園で感染を広げないように注意が必要です。

登園のタイミングや登園の際の注意点については、以下の記事でまとめていますので合わせて読んでおきましょう。

『ヘルパンギーナで保育園は何日休む?登園許可はいつから?』

 

また、ヘルパンギーナは子供が感染する病気というイメージを持たれている方も多いですが、実は大人でも感染することがあります。

特に体力や免疫力が落ちているタイミングで感染しやすいので、疲れやストレス、寝不足などには注意をしておきましょう。