「子供の突発性発疹の熱がようやく落ち着いたと思ったら機嫌が悪くなった…」
「看病だけでも大変なのに、ずっと不機嫌で夜泣きもひどくて大変…」
あなたは今、突発性発疹でこんな風に悩んでいるのではないでしょうか?
突発性発疹は別名「不機嫌病」と呼ばれるほど、赤ちゃんの機嫌が悪くなることで有名で、その泣き方のひどさときたら、お母さんの心がポッキリと折れてしまいそうなくらいです。
そこで今回は、突発性発疹の赤ちゃんが機嫌の悪い原因とその対処法について、詳しくお伝えしていきたいと思います。
機嫌の悪さはいつまで続くのか?不機嫌がひどかったら病院へ行くべきなのか?といった気になる部分をまとめてみました。
突発性発疹で子供の機嫌が悪くなる原因は?
突発性発疹は、大体が生後半年から1歳頃まで、遅くても2歳~3歳頃までに一度はかかる赤ちゃんの病気です。
高熱が3~4日続いた後、熱が下がるとともに発疹が数日出るという経過をたどるのですが、ここで問題になるのが子供の機嫌の悪さですね。
個人差はありますが、ずっとぐずるように泣いていたり、大声で泣きわめいたり、とにかくお母さんにとっては大変なことばかりです。
この機嫌が悪いのはなぜなのか、実はまだ原因が医学的にもはっきりとは分かっていません。
ただ、突発性発疹は赤ちゃんにとって初めて経験する高熱や身体の異常であることが多いので、そういった体の変化にストレスを感じて機嫌が悪くなると考えられています。
高熱や下痢、嘔吐、発疹といった症状による疲れや不快感から、ぐずったり泣きわめいたりしてしまうというわけですね。
また、この不機嫌は高熱が下がってきた時に現れることが多いのも特徴です。
もちろん熱が出ている間も泣くことはあるのですが、不機嫌が出てきた場合の泣き方は熱が出ている時の比ではありません。
ただ、全ての突発性発疹の赤ちゃんで機嫌が悪くなるわけでもありません。
中には全く機嫌が悪くならないというケースもあるので、機嫌が良いか悪いかは個人差によるところもあると覚えておきましょう。
突発性発疹の機嫌の悪さはいつまで続く?
赤ちゃんが不機嫌で泣き止む気配がない場合、親としては「この機嫌の悪さはいつまで続くの…」と思ってしまいますよね。
突発性肺炎による不機嫌は、個人差はあるものの発症~7日までの間に多いです。
始まりは熱が下がる頃が多いので、特に発疹が出始める3~4日目から3日間ほどが不機嫌のピークと考えておけば良いでしょう。
不機嫌の原因は体の不調なので、症状が落ち着くにつれて機嫌も徐々に良くなっていくのが一般的です。
ただ、長い場合はなかなか発疹が治まらず、1週間ほど不機嫌が続くこともありますので、もう少しの辛抱と長い目で見てあげてくださいね。
突発性発疹で機嫌が悪い赤ちゃんの対処法は?
突発性発疹で不機嫌な赤ちゃんを相手にすると、精神を削られるような経験をする方も多いと思います。
泣いて抱っこして、少し落ち着いたと思って降ろしたら泣いて、また抱っこして…といった具合で終わりが見えませんし、体力的にも辛いですよね。
そんな「突発性発疹の赤ちゃんの機嫌を良くする方法はないの!?」と悲鳴を上げている方におすすめなのが、赤ちゃんの気を紛らわせるという対処法です。
赤ちゃんは視野が狭いため、新しく見るものや興味を引くものには夢中になる傾向があります。
夢中になっている間はピタッと泣き止むこともありますから、負担軽減のためにも、赤ちゃんの気を紛らわせてあげましょう。
赤ちゃんがどんなものに興味を引かれるかは個人差があるので何が良いとまでは言い切れませんが、例えば以下のようなものを試してみましょう。
- 今までに使った事のないおもちゃを試してみる
- 子供の好きなテレビやDVDを見せてあげる
- 子供の好きな音楽を聞かせてあげる
- 子供の好きなお菓子やジュースをあげてみる
- 子供の興味を引くYouTube動画を見せてみる
- 飛び出る絵本など視覚的に面白いものを見せる
- 軽くお出かけしてみる
色々と試してみて特に効果のある方法を見つけられると、子供が泣かない時間が出来るので、肉体的にも精神的にも少しは落ち着く時間ができるのではないかと思います。
また、不機嫌になる要素を少しでも減らすために、体調管理をしっかりとしてあげることも大切になります。
脱水をしないように水分補給をしてあげる、汗をかいたら衣服を変えてあげる、おしめはすぐに取り換えてあげるなど、不機嫌要素を排除するようにしていきましょう。
あとは、抱っこが好きな赤ちゃんの場合、「抱っこ紐」を使うのも効果的です。
特に家事などをする際には、どうしても赤ちゃんから離れてしまうことになるので、離れたら泣いてしまうという場合には便利がいいですよ。
機嫌の悪さが治らない場合は病院に行くべき?
突発性発疹による機嫌の悪さは、長くても1週間程度で落ち着くことがほとんどなので、基本的には熱が下がっていれば無理に病院に行く必要はありません。
仮に病院に行ったとしても、機嫌の悪さを治す薬というのはありませんので、行く必要もあまりないと言えるでしょう。
ただ、不機嫌と合わせて、熱が3~4日以上続いている、発疹が出ているのにぐったりしている、食欲があまりない、呼吸が早い、何か様子がおかしいと感じた場合は例外です。
合併症を引き起こしている可能性がありますので、出来るだけ早く小児科を受診するようにしましょう。
また、子供の不機嫌で精神的に限界を感じている場合も、一度相談がてら病院を受診して良いかと思います。
抱え込みすぎると辛くなってしまいますから、無理そうなら話を聞いてくれる小児科の先生に相談をしてみましょう。
まとめ
子供の突発性発疹による不機嫌は、親にとっては本当に1つの試練のような出来事ですよね。
子供は昼も夜も泣きわめいてなかなか寝ないし、自分も寝れない場合がほとんどですから、精神的な負担はとても大きいかと思います。
そんな時は親としてもイライラしてしまいがちですが、出来るだけ今回お伝えしたような対処法を使って、上手に乗り切っていきましょう。
また、色々と対処法も書きましたが、長くても1週間ほどで機嫌の悪い状態は落ち着きますので、どうにもならない場合は諦めてしまうのも1つの手です。
あまり考え込みすぎるのも良くありませんので、夫婦で相談したり、友達に相談したりと、自分自身の気もうまく紛らわせていきましょう。
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