「子供が突発性発疹なんだけど、いつから外出させていいの?」
「保育園にはいつから登園していいの?登録許可証は必要?」
子供が突発性発疹にかかった時、このような疑問を感じることはありませんか?
特にまだ乳児や幼児の場合、体調も心配ですから気になりますよね。
そこで今回は、突発性発疹になった場合いつから外出して良いのかをまとめてみました。
保育園に登園するタイミングや、登園許可証などが必要かどうかについても詳しく見ていきましょう。
突発性発疹にかかったらいつから外出可能?
突発性発疹は生後半年~1歳くらいまでの赤ちゃんの期間によくかかる病気ですが、時期やタイミング次第で、外出の予定と重なってしまうことがあるのではないかと思います。
- 計画していたお出かけや家族旅行に重なった
- 子供が思ったより元気で外出したがっている
- 仕事が忙しいから保育園で面倒を見てほしい
- 保育園に行かせてあげたいけど他の子にうつるのが心配
本来はゆっくりと休ませてあげたいところですが、こんな事情を抱えている方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、以下の2つの条件をクリアしていれば外出は特に問題ありません。
- 熱が下がって発疹が出ている
- 元気が良く、食事もしっかり食べている
突発性発疹の場合、38~39℃前後の高熱が出た後、熱が下がる頃になって発疹が現れますから、ブツブツが出てくる頃にはすっかり元気ということが多いです。
「外出先で人にうつさないか心配…」という人もいるかもしれませんが、突発性発疹はそもそもあまり他人に感染する病気ではありません。
突発性発疹の原因となるヒトヘルペスウイルスは唾液からの感染がほとんどなので、人ごみでうつしてしまうということは滅多にありませんし、そもそも大人はほぼ感染しません。
そのため、熱が下がって元気な様子であれば、外出禁止にする必要は特にないと言えるでしょう。
ただ、ウイルスと戦った子供の体は、一時的に免疫力が落ちている可能性もありますので、軽い買い物からなど、様子を見ながら外出させてあげると良いですね。
保育園はいつから登園していいの?
「外出していいなら保育園にも行けるの?」と思うかもしれませんが、外出と保育園の登園は少し事情が変わってきます。
保育園については、以下の2つの条件がクリアされていれば登園しても良いと判断しましょう。
- 熱が下がってから1日以上経過している
- 元気な様子で、食事もよく食べている
これは厚生労働省のガイドラインにも書かれている内容ですので、基本的にはこの条件を守れば問題ありません。
「なぜ熱が下がって1日置く必要があるの?」と思うかもしれませんが、これは保育園の場合、単純な外出に比べて突発性発疹をうつす可能性が高くなるからです。
保育園には突発性発疹にかかりやすい赤ちゃんもいますし、感染の原因となる唾液のついた手で色々なところをベタベタと触ってしまいますよね。
そのため、外出に比べると登園は少し条件が厳しくなっているというわけです。
ただ、突発性発疹は特に登園に制限のかかる病気ではありませんので、熱が下がっていれば発疹が出ていても登園させても良いという保育園も多いです。
早めに登園しても良いかについては、各保育園に聞いてみる、診察を受けた医師に相談するなどしてみましょう。
保育園に行く時、登園許可証や治癒証明は必要?
突発性発疹は流行するような病気ではないため、基本的には登園許可証や治癒証明は必要ありません。
しかし、保育園によっては提出を求められることがあるので、あらかじめ保育園に電話をして聞いておくのが確実ですね。
登園許可証や治癒証明が必要かどうかは保育園の方針によって本当に様々で、中には保育園が作成した「登園届け」の提出を求められる場合もあります。
保育園側としても他の子に感染させないために行っている対応かと思いますので、出来るだけ保育園の先生と相談して決めるようにしましょう。
まとめ
突発性発疹は赤ちゃんにとって初めての高熱が出る病気になることも多く、親としては外出や保育園の登園に不安を覚える方も多いのではないかと思います。
ただ、大抵の赤ちゃんが一度はかかる病気ですし、予後も良いのでそこまで心配する必要はありません。
今回お伝えしたように熱が下がって元気が良くなれば、無理に外出を控える必要はないでしょう。
ただ、デリケートな赤ちゃんの時期ですし、心配な場合は熱が下がって2~3日ほど診てあげるのも良いかと思います。
熱がぶり返す可能性を減らすことが出来ますし、休んでいる間に子供の体力も回復出来ますからね。
もし時間を裂けるのであれば、出来るだけそばに居てあげるとお子さんも安心すると思いますよ。