「小水疱型水虫がかゆいし治らない…」
「小水疱型水虫が治る効果的な薬が欲しい…」
あなたは今、こんな風に水虫について悩んでいませんか?
小水疱型水虫(しょうすいほうがたみずむし)は、水疱(水ぶくれ)が足の裏全体に広がることも多く、かゆいことも多いため、見た目的にも感覚的にも気になる厄介な病気です。
そこで今回は、小水疱型水虫(白癬)の原因や治し方、おすすめの市販薬などについてお伝えしていこうと思います。
気になる水ぶくれを潰すことに問題はないのかなども含め、詳しく見ていきましょう。
小水疱型水虫(白癬)の原因と症状は?
小水疱型水虫は、よく指の間に起こる趾間(しかん)型水虫に次いでかかりやすい水虫と言われており、原因は他の水虫と同じ「白癬菌(はくせんきん)」という真菌(カビ菌)です。
長時間通気性の悪い靴を履く、足を長時間洗わない、家族の水虫感染者からうつるといったケースで発症することが多いですね。
小水疱型水虫の初期症状は、足にポツポツと小さい水ぶくれができるのが特徴で、足の指の付け根や足の裏の土踏まず、足の側面などの皮膚が柔らかい部分によく発症します。
以下の5つの症状のうち複数が当てはまる場合は、小水疱型水虫の可能性が高いと言えるでしょう。
- 足の裏や側面がかゆい
- 小さい水ぶくれがいくつもできる
- 水ぶくれ同士がくっついて大きくなる
- 水ぶくれ部分が褐色になり皮が剥ける
- 治ったと思ったら近くに別の水ぶくれができる
特にかゆみの程度はかなりひどく、靴の上から掻きたくなるようなかゆみが起こることもしばしばあります。
かゆくないということは通常ありませんので、もし小水疱型水虫の症状でかゆくない場合には、乾燥や汗疱(かんぽう)、あせもなどの別の原因も考えておいた方が良いでしょう。
小水疱型水虫の治し方は?
小水疱型水虫には主に2つの治し方があります。
- 病院の処方薬(塗り薬)を使って治療を行う
- 水虫に効く市販薬を使って自力で治す
どちらの場合も、基本的には塗り薬を使った治し方になりますので、無理に病院に行く必要はありません。
ただ、病院の場合は水虫の症状がひどいと内服薬を併用することもありますので、ひどい水虫の場合は病院を受診した方が良いかと思います。
また、小水疱型水虫の場合の薬の塗り方には、以下の3つのポイントがあります。
- お風呂上がりのタイミングで塗り薬を塗る
- 水虫の部分だけでなく足の裏や側面全体に塗り薬を塗る
- 小さい水ぶくれは潰さないよう注意する
まずは、もし水ぶくれが破れた時のことも考えて、薬を塗るタイミングは必ずお風呂上がりにしましょう。
水虫の塗り薬は皮膚が厚く固いほど浸透しにくくなりますが、お風呂に入ることで皮膚の角質も柔らかくなるので、薬もより浸透しやすくなって効果的ですよ。
薬の塗り方としては、足をしっかりと乾燥させた後、足の水虫であれば足の裏や側面全体に薬を塗るようにしましょう。
既に水虫になっている部位だけでなく全体に薬を塗ることで、水虫の他の部位への感染を防ぐことができます。
水ぶくれについては、基本的には潰さないように薬を塗るのが良いでしょう。
水ぶくれが潰れたとしても水虫が広がるということはありませんが、その傷口から他の細菌に感染する可能性はあるので注意が必要です。
また、塗り薬を続けて症状が治まった場合ですが、すぐに薬を辞めてはいけません。
特に足の角質は分厚いので、表面が治ったとしても奥にいる白癬菌を処理しきれていない可能性が高いです。
そのため、奥にいる白癬菌を確実に処理するために、症状が治まった後も1~2ヶ月は薬を塗り続けるようにしましょう。
こうすることで、水虫の再発をより一層抑えることが出来ますよ。
大きい水疱(水ぶくれ)は潰してもいいの?
先ほどお伝えした通り、小さい水ぶくれであれば基本的に潰すことはないのですが、小豆ほどの大きな水ぶくれになると話が変わってきます。
大きな水ぶくれは放っておいても潰れてしまう可能性が高いため、お風呂上がりの薬を塗る前に潰してしまいましょう。
潰す方法は、以下の4ステップで行うと良いですね。
- 水ぶくれを消毒する
- 消毒をした針で1か所だけ小さな穴を開ける
- 中の水分を出した後、もう一度消毒をする
- ガーセをあて、その後は治るまで毎日交換をする
全てを消毒した上で最小限の穴を開けることで、感染のリスクを極限まで減らすことがポイントですね。
水ぶくれが破れた傷口は細菌感染の原因となりやすいので、このような潰し方でしっかりと処置をしていきましょう。
小水疱型水虫におすすめの市販薬は?
水虫の市販薬には、クリーム・軟膏タイプ、液体タイプ、スプレー・ジェルタイプ、パウダータイプなど色々なものがありますが、小水疱型水虫に使うおすすめの薬はクリームタイプのものですね。
クリームタイプは一般的で使いやすく、汗にも強いですし、どのタイプの水虫にも使いまわしが可能という特徴があります。
また、軟膏ほどのベタつき感もないので、ベタつきが気になる人は基本的にクリームで良いでしょう。
そして、そんなクリームタイプの水虫薬の中でも特におすすめの市販薬が「ラミシールプラス」ですね。
ラミシールプラスは、病院で水虫によく処方される薬と同じ成分が含まれているだけでなく、かゆみ止めの成分も含まれているため、かゆみの激しい小水疱型水虫に効く市販薬となっています。
ただ、成分が合うか合わないかは人にもよりますので、もし「続けてみても治る気配がない…」という場合には、他の市販薬も検討してみると良いかと思います。
まとめ
小水疱型水虫は、水虫の中では比較的治りやすい水虫なので、早めに対処してしっかりと治療を行っていきましょう。
また、市販薬を使って自分で治す場合は、症状が治まっても1~2ヶ月は薬を続けることを忘れないでください。
なお、今回お伝えした内容では足の水虫を想定した内容となっていますが、手に症状が現れた場合も対処法は特に変わりありません。
同じようにお風呂上がりに塗り薬を塗る形で対処してみてくださいね。