「水虫で足に水ぶくれが出てきてかゆい…」
「大きい水ぶくれが出来たんだけど潰していいのかな…」
あなたは今、こんな風に水虫の水ぶくれ(水泡)で悩んでいませんか?
水虫による水ぶくれはかゆみを伴うことが多く、見た目も良いものではないので、出来ることなら潰したい!と感じるのではないでしょうか?
そこで今回は、水虫による水ぶくれの正しい治療法をお伝えしたいと思います。
「水ぶくれを潰すのって大丈夫なのかな…」と気にしている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
水虫の水ぶくれは潰してもいいの?
結論から言うと、水虫による水ぶくれは基本的に潰してはいけません。
水虫に感染している皮膚というのは元々弱っている状態なので、細菌などに対する免疫力が低くなっている状態と言えます。
そんな皮膚に出来た水ぶくれを潰してしまうと、弱っている肌に余計な穴を開けてしまうことになるので、細菌に感染するリスクが跳ね上がってしまいますよね。
もし細菌に感染してしまうと、さらに症状が悪化してしまう可能性もありますので、出来るだけ水ぶくれは潰さないように水虫治療を行っていくのが良いでしょう。
特に、雑菌のついた爪や手指などで水ぶくれを潰すのは絶対に避けるようにしてください。
大きい水ぶくれの場合は潰すべき?
基本的には水虫による水ぶくれは潰すべきではありませんが、豆粒の大きさを超えるような大きい水ぶくれの場合は潰すようにしましょう。
水ぶくれが大きくなっている場合、水虫の原因となる白癬菌が増殖している可能性も高いため、放置すると水虫によるアレルギーなどを発症する危険もあります。
また、大きい水ぶくれは放っておいても勝手に潰れてしまう危険性がありますから、事前に潰しておいた方が余計な雑菌を侵入させずに済む可能性も高いですよね。
ただ、「自分で潰すのはちょっと怖い…」「水虫が原因の水ぶくれか判断がつかない…」という方も居るかと思いますので、そういった場合は病院を受診するようにしましょう。
水虫は皮膚科の専門になりますので、何科を受診すれば良いのか迷った場合には皮膚科の受診をおすすめします。
大きい水ぶくれを潰す方法と注意点
大きい水ぶくれを潰す場合、まずは消毒液と針、清潔な布やティッシュ、ガーゼを準備してください。
準備が出来たら、以下のような手順で水ぶくれを潰していきましょう。
- 水ぶくれとその周辺をしっかりと消毒する
- 事前に消毒をした針を使って水ぶくれに1か所だけ穴を開ける
- 水ぶくれの中に入っている液を開けた穴から外にゆっくりと押し出す
- 清潔な布やティッシュで出てきた液を拭きとる
- 水ぶくれの中の液を全て出し終えたらもう一度消毒をする
- 水ぶくれだった部分にガーゼを当てて固定する
このように処置を行ったら、あとは1日1回消毒をし直してガーゼを交換するようにしてください。
水ぶくれだった部分がかさぶたになる、あるいは傷口が塞がって皮膚が綺麗になっていれば治っていますので、そこまで来たらガーゼをつけ直さなくても大丈夫です。
治療期間は個人差にもよりますが、大体1週間程度と考えておきましょう。
注意点としては、水ぶくれからの細菌の感染を避けるため、とにかく水ぶくれに触れるもの全ての消毒を徹底するということです。
水ぶくれ自体の消毒や針の消毒はもちろんのこと、水ぶくれに触れることになる布やティッシュ、ガーゼなどについても、必ず清潔なものを使うように心がけましょう。
水虫による水ぶくれの治療法は?
水虫による水ぶくれは、原因となる白癬菌によって引き起こされているため、水虫自体を治療しない限りは水ぶくれも改善しません。
そのため、水ぶくれを治したい場合には水虫の治療をしっかりと行うようにしましょう。
水虫治療は、主に病院へ通院するか市販薬を使って自力で治すかの2択ですが、爪が水虫に感染していないのであれば市販薬でも十分に治る可能性があります。
水虫が完治するまでの2~3ヶ月間、毎日水虫用の市販薬を塗り続けることになりますので、根気よく続けていきましょう。
水ぶくれが出ている場合の水虫の治し方やおすすめの市販薬については、以下の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてくださいね。
→『小水疱型水虫(白癬)の原因と治し方!おすすめの市販薬は?』
まとめ
水虫による水ぶくれは、対処法を間違えると細菌に感染して症状が悪化してしまう可能性があります。
そのため、基本的には水ぶくれを潰すことはせず、もし大きな水ぶくれになった場合は今回お伝えしたような正しい方法で潰すようにしてくださいね。
また、水ぶくれが痛い、あるいはかゆくないという場合には、別の病気による水ぶくれの可能性もあります。
水ぶくれが水虫以外の原因で起こっている場合には、安易に潰してはいけないものもありますので、原因がはっきりと分からないのであれば、必ず医師に診てもらった上で対処をするようにしてくださいね。