咳喘息の症状に悩む女性

 

風邪でもないのに咳がいつまで経っても止まらない時、ネット上で調べて行きつくことが多いのが「咳喘息(せきぜんそく)」ではないでしょうか。

ただ、咳喘息の症状について詳しく知っているという方はあまり多くありません。実際、咳喘息という言葉を初めて聞くという方も多いのではないかと思います。

 

そこで今回は、咳喘息の主な症状とセルフチェック方法について、僕自身の体験を元に詳しくまとめてみました。

咳喘息は病院でも見かけることの多い症状の1つですので、医療職としての経験と実体験を交えつつお話していきたいと思います。


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咳喘息の主な症状と特徴は?

咳喘息の症状を説明する医師

 

咳喘息というのは、一言で言ってしまえば痰のほとんど出ない咳だけが何週間、何か月と続く病気です。

咳が長期間出る病気には色々な種類があるのですが、中でも最も多いと考えられているのがこの咳喘息ですね。

 

咳喘息は多くの場合、風邪の後に咳だけが残るような形で発症します。気づいた時には咳が続いているといった感じですね。

僕自身の体験で言えば、「そういえば最近、咳がずっと続いている気がする…」というのが第一印象でした。

 

とはいえ、大抵この段階ではそこまで咳はひどくありません。せいぜいコンコンと空咳が出る程度ですから、多くの方が「風邪が長引いているだけ」と見逃してしまいます。

そして、風邪の咳が長引いているだけだと思っていたら、気付けば数か月…この辺で、ようやく異常に気付く方が増えてくるといった印象ですね。

 

咳喘息の主な症状といえば、基本的には以下の3つのみです。

  • 3週間以上続く痰の出ない咳(咳の程度は個人差有)
  • 喉のイガイガ感や乾いた感覚(人による)
  • ひどい咳き込みによる喉の痛みや胸の痛みなど

 

一見すると、「そこまで大した病気ではないな」といった印象ですが、そんなことはありません。実は、咳喘息のうち30%ほどは本当の喘息(ぜんそく)になってしまうんです。

ひとたび喘息になってしまうと、場合によっては一生病気と付き合っていくことになります。そうならないためにも、まずは次の項目でご紹介するセルフチェックを一緒に行なってみましょう。

 

咳喘息の一番の特徴は3週間以上に渡って長引く咳!風邪がきっかけとなって咳喘息になることが多い!


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咳喘息のセルフチェック方法

セルフチェック

 

咳喘息には、上でお話した以外にも様々な特徴が存在します。チェックリストにしてまとめてみましたので、まずは以下の10個の質問に「はい」か「いいえ」で答えてみてください

 

  1. 風邪の後、3週間以上に渡って咳が続いている
  2. 痰や発熱といった症状がない
  3. 喘息のような「ヒューヒュー」「ゼイゼイ」といった音が出ない
  4. 発作が起こったり呼吸が苦しくなることはない
  5. 昼間よりも夜~明け方にかけて咳がひどい
  6. タバコの煙や冷たい空気で咳き込むことがある
  7. 運動をしている時や会話の途中で咳き込むことがある
  8. 市販の咳止め薬がほとんど効かない
  9. 肺のレントゲンは特に異常なしと言われる
  10. 気管支拡張薬で症状が楽になる

 

お気づきかと思いますが、この中で「はい」と答えた質問が多ければ多いほど、咳喘息の可能性は高くなります。

特に、1~5番までは咳喘息のほとんどに当てはまる特徴なので、これらが当てはまるようであれば咳喘息の可能性は高いと言えるでしょう。

 

また、既に病院で治療を行っているのであれば、10番の「気管支拡張薬」が効果的かどうかも重要なポイントですね。

気管支拡張薬は、名前の通り空気の通り道である気管支を広げる薬です。咳喘息は、気管支が炎症で狭くなってしまう病気なので、この薬で症状が緩和することが多いですよ。

 

セルフチェックで当てはまる質問が多かった方は、症状が悪化する前に早めに病院へ!

咳喘息は大人と子供で症状に違いがある?

大人と子供

 

結論から言うと、咳喘息の症状は大人と子供でそこまで差がありません。どちらも咳が長く続いて、他にはそれほど目立った症状がないというのが一番の特徴と言えるでしょう。

ただ、子供と大人それぞれに、何点か注意をしておきたいことがあります。

 

子供の咳喘息

大人の咳喘息は自分自身の症状ということもあって異変に気付きやすいのですが、子供の場合はそうもいきません。特に小さい子供の場合は、親が気付いてあげる必要がありますので、普段から意識して症状を確認してあげるようにしましょう。

また、子供の場合は、咳喘息から本当の喘息になってしまうことが少なくありません。咳喘息にかかった子供の大半が喘息になるというデータもありますので、咳が続くようであれば出来るだけ早めに病院を受診するよう心がけてください。

 

大人の咳喘息

大人の場合は、咳が続いていることには気づいていても、ついつい後回しにしてしまう方が多い印象ですね。大人でも30%ほどが喘息になってしまいますので、まずは時間をとって一度病院を受診するようにしてください。

また、大人は仕事や人間関係などの影響で日々のストレスが大きいことが多く、一度悪化し始めるとあっという間に重症化してしまうということが少なくありません。ストレスの原因を出来るだけ避ける、定期的にストレスを発散するなど、適度なガス抜きも大切と言えるでしょう。

 

子供と大人の症状に大きな違いはなし!どちらも病院への受診を後回しにしないことが大切!

まとめ

咳喘息は、さほどひどくない咳から始まる病気ですが、放置したままでいると喘息になってしまうこともある病気です。

咳き込みがひどくない時はついつい放置してしまいがちなので、今回の記事でセルフチェックをした上で、咳喘息の可能性が高そうであれば早めに病院を受診するようにしてくださいね。

 

なお、何科を受診するか迷った場合には、「呼吸器科」を受診すると良いでしょう。理由などは以下の記事で説明していますので、興味があれば合わせて読んでみてくださいね。

『咳喘息では何科の病院を受診する?耳鼻咽喉科?内科?呼吸器科?』